草木で染め、手で糸を紡ぎ、色彩を織る。
一針ずつ刺しては埋まっていく糸の色面。
まるで絵を描くように。

見えないものに想いを馳せる。
言葉をつなぎ合わせてその法則を読み解く。
それは根源的なもの。
刻まれた記憶。

織物たちは、外出が許されなかったコロナ禍の中少しづつ織りはじめました。
偶然に譲り受けた紡ぎ機にとても魅了され、草木で染めた羊毛をひたすら紡ぐ。
慌ただしい世の中から一瞬にして機能しなくなった生活にそれはとてもよく馴染み、
本来の手仕事の素晴らしさを改めて感じさせるものでした。
地球上に存在する全てのものは朽ちていくものですが、
私たちも同じ自然の一部として同じペースで過ごしていけたらと願ってやみません


美大にてテキスタイルを専攻。
卒業後も個展中心に創作を続ける。
路面店やセレクトショップにて商品化を試みる。
その後、ギャラリーでの展示販売を中心に活動。
・・・ 
少しづつ自分のペースで創作を続けています。
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